
PPPoEとは?
IPoEとの違い・遅い理由・フレッツ光の接続方式を解説
PPPoEとは
PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)とは、従来から使われているインターネット接続方式で、主に IPv4インターネット接続で利用される方式 です。
フレッツ光や光コラボ回線では、以前はこのPPPoE接続が一般的でした。
インターネット接続時に、プロバイダから発行された接続IDとパスワードをルーターに設定する方式がPPPoE接続です。
PPPoE接続の仕組み
PPPoE接続では、インターネットへ接続する際に「網終端装置(NTE)」という設備を必ず通ります。
パソコン → ルーター → 網終端装置 → プロバイダ → インターネット
この網終端装置に利用者が集中することで、回線が混雑します。
これが、夜になるとインターネットが遅くなる主な原因です。
なぜPPPoEは遅くなるのか
PPPoE接続が遅くなる理由は、網終端装置の混雑です。
特に以下の時間帯は遅くなりやすいです。
- 夜(20時〜24時)
- 休日
- 在宅勤務時間
- 動画配信時間帯
利用者が増えると、網終端装置がボトルネックになり、通信速度が低下します。
これを PPPoE渋滞 と呼ぶこともあります。
IPoEとの違い
現在の光回線では、PPPoEではなく IPoE接続 が主流になっています。
PPPoEとIPoEの違いは以下です。
| 項目 | PPPoE | IPoE |
|---|---|---|
| 接続方式 | 従来方式 | 新方式 |
| 使用IP | IPv4 | IPv6 |
| 網終端装置 | 通る | 通らない |
| 混雑 | する | しにくい |
| 夜の速度 | 遅い | 速い |
| 接続ID | 必要 | 不要 |
| 主なサービス | 従来プロバイダ | v6プラス等 |
簡単に言うと
- PPPoE = 遅くなりやすい
- IPoE = 遅くなりにくい
という違いがあります。
PPPoEとIPv6の関係
PPPoE接続は基本的に IPv4通信 で使用されます。
一方、現在主流の接続方式はIPv6 IPoE + IPv4 over IPv6という方式です。
これは
- IPv6回線で通信
- IPv4サイトも見られる
という仕組みです。
そのため現在は、PPPoE接続ではなく、IPoE接続(v6プラスなど)を利用するケースが増えています。
PPPoE接続のメリット
PPPoE接続にもメリットはあります。
- 固定IPが利用しやすい
- ポート開放ができる
- VPN接続がしやすい
- サーバー公開ができる
- 古い機器でも利用できる
特にサーバー運用・VPN・監視カメラ・リモートアクセスなどを行う場合はPPPoE接続が必要になることがあります。
PPPoE接続のデメリット
PPPoE接続のデメリット
- 夜になると遅くなる
- 利用者が多い地域は遅い
- 回線が混雑する
- 接続ID・パスワード設定が必要
- 切断されることがある
- 常時接続ではない
一般的なインターネット利用(動画、Zoom、Web閲覧など)では、IPoE接続の方が快適な場合が多いです。
PPPoEとIPoEは併用されることが多い
現在のフレッツ光では、以下のような構成が多いです。
通常のインターネット通信 → IPoE(IPv6)
VPN・固定IP・特定通信 → PPPoE(IPv4)
このように、PPPoEとIPoEを両方使う構成もよくあります。
これを PPPoE併用構成 と呼びます。
まとめ
PPPoEとは、従来から使われているIPv4インターネット接続方式で、網終端装置を経由するため混雑しやすいという特徴があります。
重要ポイントまとめ
- PPPoEは従来のインターネット接続方式
- IPv4接続で使用される
- 網終端装置を通るため混雑する
- 夜になると遅くなりやすい
- 固定IPやVPNでは今でも利用される
- 現在はIPoE接続が主流
- PPPoEとIPoEを併用する構成も多い
フレッツ光回線では、用途に応じてPPPoE接続とIPoE接続を使い分けることが重要です。

